塗り壁・左官の選び方ガイド|エンワのコラム集

モールテックスで後悔しないために|よくある失敗と対策を左官のプロが解説

モールテックスで後悔しないために|よくある失敗と対策を左官のプロが解説

2025年08月02日 07:52

おしゃれなカウンターや洗面台、玄関まわりなどで人気のあるモールテックス
その高級感・防水性・デザイン性に惹かれて導入を検討される方が増えていますが、検索すると「モールテックス 後悔」という不安なキーワードも目にします。

そこで本記事では、モールテックス施工の現場を多数手がけてきた左官職人の視点から、後悔しやすいポイントとその回避方法を解説します。


モールテックスってどんな素材?

モールテックス(MORTEX)は、ベルギーのBEAL社が開発した薄塗りの左官仕上げ材です。
薄さ1〜2mmで施工でき、コンクリート調の高級感ある見た目と防水性を兼ね備えているため、以下のような場所に人気です。

  • 洗面カウンター/手洗い場

  • キッチン天板や壁

  • 玄関土間や階段

  • 店舗カウンターやサイン壁 など


モールテックスで「後悔した」という主な声

① 想像より高かった(施工費・材料費)

「SNSで見た印象より高くて驚いた」
→ 輸入材料であり、左官職人の手仕事のため**単価は高め(m²あたり2〜4万円前後)**になります。

② ひび・欠け・染みが出た

「水が染みて黒ずんできた」「ヒビが入った」
→ 正しい下地処理・乾燥管理・トップコートが不十分な場合に起こります。

③ ラフな仕上がりが思ったより“ムラ”っぽく感じた

「サンプルで見たより濃淡があった」
→ モールテックスは**“均一すぎない”質感が魅力**ですが、ムラ感の出方は職人の手によって変わります。


後悔しないためのチェックポイント

  • ✅ 価格だけでなく「仕上がりの質」「職人の経験」を重視する

  • ✅ サンプル・仕上がり事例を事前に確認する

  • ✅ 水まわりはトップコートの管理とメンテナンス方法を聞いておく

  • ✅ 使用場所に合った下地と構造を事前に相談する(特に木下地の動き注意)


モールテックスは、正しく使えばとても優秀な素材

モールテックスは確かに「高価」「難易度が高い」素材ですが、
正しい知識と丁寧な施工があれば、他にはない“機能性と美しさ”を実現できます。

特に以下のような方にはおすすめです:

  • デザイン性を重視した洗面・カウンターにしたい

  • 店舗やサロンの内装で印象的な質感を出したい

  • タイル目地のない、フラットで清掃しやすい仕上げにしたい


よくある質問(Q&A)

Q. 日常的にメンテナンスは必要?
→ 基本は乾拭き清掃でOK。水まわりは数年ごとのトップコート再塗布が推奨されます。

Q. DIYや内装屋さんでもできる?
→ モールテックスは左官職人の手仕事による特殊技術が必要です。施工経験のある業者に依頼しましょう。


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