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左官職人はAIに代替されない|“人の手にしかできない仕事”という将来性【高校生・保護者向け】

左官職人はAIに代替されない|“人の手にしかできない仕事”という将来性【高校生・保護者向け】

2025年05月21日 09:15

「これからはAIの時代。職人の仕事はなくなるのでは?」
「左官って、将来食べていけるの?」

そんな疑問や不安を持っている高校生・保護者の皆さまへ。
私たちははっきりと言えます。左官職人は“AIに代替されない、なくならない仕事”です。

技術を身につければ、一生困らない。
“人の手”にしかできない仕事を、この先の選択肢に加えてみませんか?


左官職人とはどんな仕事?

左官職人(さかんしょくにん)は、建物の壁や床を塗って仕上げるプロです。
漆喰(しっくい)、珪藻土(けいそうど)、モルタルなどの塗り材を使い、住宅や店舗、公共施設の内外装をつくっていきます。

手作業で空間の表情をつくる、“建築の仕上げ”を担う仕事です。


なぜ左官はAIに代替されないのか?

1. 状況に応じて手作業で調整する“感覚”が必要

  • 素材の固まり具合、湿度、温度によって仕上げ方を変える

  • 塗る速さ・力加減・鏝(こて)の角度を調整して美しく仕上げる

  • 曲面や特殊形状など、人の感覚と経験が頼りになる場面が多い

→ AIやロボットには、この“微妙なさじ加減”が再現できません。


2. ひとつとして同じ現場がない=型にはまらない仕事

  • 新築、リフォーム、古民家、店舗…どの現場も条件が異なります

  • お客様ごとに求める質感や色味が変わるため、毎回が一点もの

  • 左官職人は「工事」ではなく、「作品」を仕上げている感覚に近い

→ 単純な繰り返し作業ではないからこそ、人の力が必要とされるのです。


3. 「手仕事の価値」が時代とともに見直されている

  • 漆喰や珪藻土といった自然素材の仕上げが再注目

  • 健康住宅・デザイン住宅・カフェやサロンなどでの導入が増加

  • 「本物志向」のお客様が、職人の手仕事を求める時代

→ 大量生産ではなく、「あなたにしかできない仕上げ」が求められています。


左官職人のキャリアと安定性

左官職人は、単に「壁を塗る人」ではありません。
成長とともに、こんな未来が描ける仕事です。

  • 【3〜5年目】一人前の左官職人に。国家資格「左官技能士」を取得

  • 【5〜10年目】職長として現場を任されるように

  • 【10年〜】独立して自分の会社を持つことも可能

経験が積み上がるほどに評価される、実力勝負の世界です。学歴や年齢に左右されません。


親御さんに伝えたい3つの安心

  1. 手に職があるから、長く働ける

  2. AIに代替されにくい=これからの時代でも必要とされる

  3. 実力があれば、年齢を重ねても活躍できる

進学ももちろん一つの道です。
でも、「高校卒業後に安定して働けて、一生モノの技術を身につけられる仕事がある」という選択肢も、ぜひ知っておいてください。


エンワでの育成とサポート

株式会社エンワでは、大分県内で左官工事を手がけて100年。
若手の育成にも力を入れ、以下のようなサポート体制を整えています。

  • 未経験者にはマンツーマンで丁寧に指導

  • 制服・道具支給、資格取得支援制度あり

  • 見習いからスタートして、段階的に成長できる環境

  • 地元密着のため、転勤・出張は基本なし


見学・相談について

「話だけ聞いてみたい」「見学だけしてみたい」
そんな高校生・保護者の方も歓迎しています。


まとめ|“なくならない仕事”で、自分の未来をつくろう

左官職人は、時代の変化にも左右されにくい、**“人にしかできない仕事”**です。

AIでは塗れない壁がある。
機械では伝わらない感性がある。
手を動かし、技術を磨きながら、あなただけの価値を築いていける仕事です。

進路に迷ったときは、「左官」という選択肢も、思い出してください。