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左官職人ってきつい?|仕事の現実と、それでも続けたくなる理由

左官職人ってきつい?|仕事の現実と、それでも続けたくなる理由

2025年05月21日 09:33

「左官って体力勝負でしんどそう…」
「夏は暑くて冬は寒い、ずっと現場で大変って聞いた」
「続けられるか不安」

そんな声をよく聞きます。
たしかに左官の仕事は、“楽”ではありません。ですが、「きつい=やりがいがない」ではないのも事実です。

このページでは、左官職人のリアルな大変さと、それでも続けたくなる理由を、経験者の声も交えて紹介します。


左官職人の仕事が「きつい」と言われる理由

1. 天候や気温に左右されやすい

屋外現場が多い場合は、真夏・真冬の作業が体にこたえることもあります。

2. 材料が重たい・力を使う作業がある

他の建設業種ほど重たいものではないですが、

セメントやモルタルの袋を運んだり、何度も鏝(こて)を動かす作業は体力を使います。

3. 最初は上手くいかない

「塗るだけ」と思われがちですが、左官は繊細な手作業。最初は仕上がりがうまくいかず、悔しいことも多いです。


でも「大変さ」よりも「楽しさ」が勝つ理由

✔ 自分の仕事が“目に見えて”残る

住宅の壁、カフェのカウンター、旅館のエントランス…
自分が塗った場所が形になり、誰かが毎日その中で暮らす。それが左官の魅力です。

✔ 技術を積み重ねるごとに“できる”が増える

最初は難しくても、数ヶ月〜1年で塗れる面積や精度がグンと上がります。上達を実感できる職業です。

✔ チームで働くので、1人じゃない

きつい現場でも、先輩や仲間がそばにいて支えてくれる。人間関係がいい職場なら、大変さも半分になります。


「きつい」と思っていた先輩の声

「最初の頃は帰ったらすぐ寝てました。でも、3ヶ月過ぎた頃から体が慣れてきて、楽しいと思える余裕が出てきました。」
—— 入社半年・20歳・元サッカー部

「冬の現場は手がかじかむけど、仕上がりを見て“よくやったな”って思えます。終わったあとに現場を振り返るのが好きです。」
—— 入社4年目・25歳


きつい=向いてない、ではありません

左官の仕事はたしかに体力も使いますが、向いているかどうかは体力だけで決まりません。

  • コツコツ練習するのが苦じゃない

  • 作業に集中して没頭できる

  • 細かい作業が好き

  • 体を動かすのが苦じゃない

  • 「形に残る仕事」が好き

こういった人は、「きつい」よりも「楽しい」「達成感がある」と感じるようになります。

まとめ|きつさを乗り越えた先にしか見えない風景がある

「きつそうだから無理かも」
そう思っている人の中に、実は左官に向いている人がたくさんいます。

左官職人は、“人の手”にしかできない仕事です。
その分、手をかけた分だけ、自分の価値になる。

きつさの中にある「やりがい」と「誇り」。
ぜひ一度、現場を見て確かめてみてください。


📘 参考記事
👉 [左官職人に向いてる人ってどんな人?適性のヒントはこちら](←記事②へ内部リンク)

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