塗り壁・左官の選び方ガイド|エンワのコラム集

漆喰の剥がれはどう直す?|プロが教える補修のタイミングと方法【DIYとの違いも解説】

漆喰の剥がれはどう直す?|プロが教える補修のタイミングと方法【DIYとの違いも解説】

2025年05月31日 17:17

「壁の一部が剥がれて下地が見えている…」
「触るとポロポロ落ちてくるけど、これって大丈夫?」

そんなときに気になるのが“漆喰の補修”。
この記事では、漆喰壁が剥がれてきた場合に考えるべき補修の判断ポイントと方法、DIYとの違いについてわかりやすく解説します。


なぜ漆喰が剥がれるの?

漆喰は自然素材であるがゆえに、施工条件や経年劣化によって剥がれや浮きが発生することがあります。
主な原因は以下のとおりです:

  • 地震や構造の揺れによる“クラック”からの剥離

  • 結露や雨水などの“水分侵入”による膨れ

  • 施工時の下地処理不良や乾燥不足

  • 家具や人の接触による“物理的な剥がれ”

▶ 素材の特性を理解して対応しないと、再発する可能性が高いのが漆喰補修の難しさです。


漆喰の剥がれ、放っておくとどうなる?

  • 剥がれが広がる(最初は5cmでも、半年後には30cm以上に)

  • 下地の吸水・カビ発生リスク

  • 壁の美観が損なわれ、空間の印象が悪くなる

▶ 小さな剥がれでも、早めに対応することで費用・範囲の最小化が可能です。


補修方法|剥がれの範囲別に分かれます

✔ 小規模(10cm以下)の場合

  • 周囲の浮き部分を除去

  • 下地調整(接着強化+吸水調整)

  • 同素材での再塗り → 周囲とのなじみを確認

✔ 中〜広範囲(壁の一部が浮いている、ヒビが複数ある)

  • 下地から再施工(ラス網・接着剤処理)

  • 仕上げは既存壁と色・テクスチャを合わせる調整技術が必要


DIYで直せる?→ 注意点あり

ホームセンターの漆喰補修材を使えば、小規模であれば可能ですが:

  • 色味が違って補修跡が目立つ

  • テクスチャ(コテ跡・艶)が合わない

  • 下地処理不足で再剥離するリスク

壁の“自然な見た目”を取り戻したい方には、プロの施工が確実です。


エンワの漆喰補修対応(紹介例)

  • 剥がれ・ヒビ・浮きなど多様な漆喰トラブルに対応

  • 小規模〜全面塗り替えまで対応可

  • 現地確認 → 最適な方法をご提案

  • 再剥がれ防止の下地処理まで丁寧に施工

  • 色・テクスチャの“なじませ仕上げ”が得意です


まとめ|「剥がれたら張り替え」ではなく“再生”という考え方を

漆喰は、ただの仕上げではなく、空間の雰囲気や空気感をつくる大切な素材です。
剥がれや浮きが出てきたときこそ、素材を大切にするタイミングかもしれません。

  • 「この壁、気になるけどどこに相談すればいいか分からない」

  • 「補修っていくらかかるの?どれくらい時間がかかるの?」

そんな疑問があれば、お気軽にご相談ください。
“壁の再生”から始まる、空間の再評価をお手伝いします。


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