
初心者でも失敗しない!左官仕上げの基本とコツ|プロが教えるきれいに塗る方法
2025年05月27日 11:56
はじめに
「左官ってムズかしそう…」「DIYでやったらムラだらけに…」
そんな方に向けて、この記事では**きれいに塗るための“左官の基本とコツ”**をわかりやすく紹介します。
プロの左官職人が現場で意識しているポイントを、初心者やDIYを検討中の方にも役立つ視点で解説。
住宅の壁や補修だけでなく、空間デザインとして左官仕上げを活かしたい方にもおすすめの内容です。
左官仕上げとは?|基本の作業と特徴
左官とは、コテを使ってモルタル・漆喰・珪藻土などを壁や床に塗る技術。
均一に塗るだけでなく、質感・光の反射・模様まで職人の手でつくり出します。
左官の基本工程は次の通り:
下地処理(掃除・養生・パテなど)
下塗り(吸水調整・密着性UP)
中塗り(厚みを出す)
上塗り(仕上げ・模様づけ)
乾燥・養生
左官がうまくなる5つのコツ
1. 下地づくりが9割
表面だけきれいでも、下地がデコボコならすぐに剥がれたりムラになります。
パテ・プライマー処理をしっかり行うことが最重要。
2. コテの角度と圧を一定に
初心者がよくやる失敗が「力のかけすぎ」。
コテは寝かせすぎず、壁に対して約45度前後で、一定の力で滑らせるのがコツです。
3. 塗る順番は“天→壁→床”または“奥→手前”
仕上げ順を間違えると、せっかく塗った面を触ってしまうことも。
塗り面を汚さないように順序を意識しましょう。
4. 乾燥時間を守る(焦らない)
下地や中塗りが完全に乾いていないと、上塗りがうまくのりません。
季節や湿度に合わせて**「待つ勇気」**が必要です。
5. 道具の使い分けを知る
コテには「仕上げコテ」「角コテ」「扇形」などがあります。
塗る範囲・模様・角度によって適切に使い分けることが精度アップの秘訣です。
よくある失敗とその対策
失敗例原因対策ムラになる塗厚やスピードのバラつき一定のリズムで塗る練習を剥がれてくる下地処理不足 or 密着不良プライマーやパテで補強コテ跡が残る力のムラ or 乾燥中に触るコテの圧と角度を見直す
プロの現場で使われる左官テクニックの一例
コテ目をあえて残す“引きずり仕上げ”
光の反射を考えた“磨き(シャインスタッコ)”
吸水をコントロールする“霧吹き仕上げ”
左官は「塗る」だけでなく、「見せる」ための技でもあります。
左官に興味がある方へ|学ぶ・働くという選択肢も
DIYで始めた方が「もっと深くやりたい」とプロの道へ進むケースも少なくありません。
株式会社エンワでは、未経験から職人を目指せる環境を整えており、
技術を“見て学び、やって覚える”という文化が根付いています。
まとめ|左官は“手の技術”で空間を変える仕事
左官は、一見難しそうに見えて、基本を守れば誰でも上達できる技術です。
下地処理とコテの使い方を意識するだけで、仕上がりが大きく変わります。
「自分で塗ってみたい」「職人にお願いしたい」
どちらの方も、まずは正しい情報を知ることから始めてみませんか?